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「シェアハウスのメンバーでオーダーメイドのタイルを貼った瞬間、
私たちのこの物件に対する愛着が一気に増した」
オーダーメイドタイルを発注した、オーナーであり建築家の瀬川氏は語る。
今回、シェアハウスのメンバーで物件をセルフリノベーション。
タイルの色を選ぶ過程では、どんなキッチンにしたいか、メンバーみんなで話し合ったという。
話し合った自分たちの思いをタイルに反映させ、生まれたのが「青むらタイル」。
オーダーメイドのタイルは、コミュニケーションを生み、新しくはじまる一家のアイコンとなった。
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「既存タイルだと色が綺麗すぎて。」気軽な相談からスタート。
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工場にある1000点を超えるタイルサンプルからイメージに合うカラーサンプルを見つける。
タイルに特化するTILE madeに「タイル好き」という瀬川氏から相談。もともと中央線武蔵境駅近くにある古い戸建て2棟をリノベ―ションし、シェアハウスを営んでいたオーナーでもある。相談は、シェアハウスのメンバーみんなでマンションに引っ越し、そこでセルフリノベーションを考えているため、自分たちらしいタイルをキッチンに貼りたいという内容だった。「既存のタイルだと少し色が綺麗すぎて、もう少し手作りのようなタイルがないかと探している」というオーダーをいただいた。
日々タイルが開発されている工場の中から、活きのいいタイルを提案。
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キッチンの3平米を特注で作ることに。形は、W227×H60の磁器質タイル。色を変えたいというオーダーのため、今回は金型プレス機で成形したタイル生地を使用し、色をセレクトするオーダーメイドとなった。
「オリーブっぽい色、茶色、くすんだ青」というリクエストがあり、早速職人と相談。
工場にある1000点を超えるタイルサンプルの中から、光沢がありつつも、落ち着いた色合いのタイルを9点セレクトし、翌日発送。
手作り感は、職人の手吹き作業で。美しさは、釉薬のかける量(施釉量)の違いにあり!
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数回の打ち合わせを経て、カラーは青で決まった。早速生産に移る。
手作り感を出すため、熟練職人のエアガンをつかった手吹きによって、一点一点表情の違うものに。今回の釉薬は、流れやすいもののため、タイル一枚の中でも、変化が生まれる。特に縁は釉薬がたまり黒色に近い濃色になり、その近くは白に近い薄い青色になった。全体でも、施釉の量をランダムにし、複数枚を見比べたときに濃淡がでるよう開発。機械では作り出せない絶妙な色むら感を生み出した。
ロゴ入りオリジナルタイル。二週間でロゴタイル開発!
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せっかくオーダーメイドで製作したタイル。記念にシェアハウスのメンバーのチーム・アンモナイツのロゴを入れたいというオーダーがあり、ロゴタイルを開発。研究機関に相談し、施釉・焼成前の生地を切削カッターで表面を削り、タイルのロゴ入れを行った。ロゴは深く掘りすぎると、釉薬の厚みに耐えられず焼成の間にタイルが割れてしまうことが判明。釉薬職人による試験を何度か繰り返し、ようやく安定したロゴタイルが出来上がった。
施工はDIYで!新しい生活のアイコンに。
タイルの上に、タイルを重ねる方法で、施工したそう。施工の様子はアンモナイツのfacebookで紹介されていました。引用でご紹介。もしDIYをしたいという方がいらっしゃいましたらぜひ参考に。
ここからは施工方法。タイルの貼り替えといっても、既存のタイルの上から接着剤で新しいタイルを貼るだけの施工。とても簡単です。
「えっそれ大丈夫なの…!?すぐ剥がれるんじゃ…」と、私も最初思ったのですが、どうやらタイルオンタイル施工という言葉があるほどよくあるやり方のようで、そのための接着剤も出ています。
今回アンモナイツで使った接着剤は、タイルメントのUR-60Tです。まずプラスチックのヘラ(100均)をカッターで櫛状にギザギザに切り、昔ながらのキッチンタイルの上に接着剤を塗って、ヘラで櫛引き。そこにペタペタ貼っていくだけ。今回のように目地なしの場合は本当にこれだけです。使い始めてすぐ、「なるほど、こりゃ心配ないわ~!」と安心するほど強力な接着で、かなりスピーディーに施工できました。おすすめです!
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施工は目地なしということで、DIYでも比較的ハードル低めで実践できそうです。そして、瀬川さんから素敵な青タイルとその生活の写真をいただきましたので、一部ご紹介します。オーダーメイドタイルのあるキッチン。みなさんのカラフルな生活の背景に。
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