9月に愛知県国際展示場で開催された「ツーリズムEXPOジャパン2025 愛知・中部北陸」イベントにて、岐阜県のブース内で、岐阜の地場産品を紹介するタイルのワークショップを担当しました。

会場は朝から多くの来場者でにぎわい、長蛇の列です。旅の楽しみをワクワクしながら待つ方がたくさんいらっしゃり、私も始まる前から気持ちが高まりました。

ワークショップを通して、岐阜の魅力やタイルの魅力をお伝えできたらと思い、会場へ向かいました。
■ 遠くは埼玉からの参加者も
ワークショップには、岐阜県内の方はもちろん、遠くは埼玉からご来場された方も参加してくださいました。
「タイルってこんなにきれいなんですね!」
「ずっと見ていたくなる」
そんな言葉とともに、タイルに目を輝かせてくださった姿がとても印象的でした。
小さなお子さんも、大人の方も、夢中になってタイルを並べる時間。まるで年齢も地域も超えて、素材の魅力が人をつないでくれているようでした。

今回のワークショップでは、岐阜が誇る素材であるタイルに触れてもらうことで、地域の魅力も伝えることができました。
岐阜県には、モザイクタイル生産量国内No.1 のまち「多治見市笠原町」があります。ここでは100年以上続くタイル産業が息づき、色・形・質感の豊かさは日本屈指。参加者の皆さんにその背景を紹介すると、「絶対行きます!」「実物をもっと見てみたい!」と、とても嬉しい反応をいただきました。
みなさんがそれぞれ工夫をこらし、思い思いに仕上げた個性豊かな作品をたくさん拝見することができ、本当に嬉しい気持ちになりました。

色の組み合わせや並べ方ひとつひとつに、その方らしさが表れていて、タイルの持つ表現の幅や楽しさを改めて感じる時間でもありました。
■ モザイクタイルミュージアムも大人気
モザイクタイル生産量国内No.1 のまち笠原町には、建築家・藤森照信氏が設計したモザイクタイルミュージアムがあります。外観も展示内容も唯一無二で、タイル文化を体験できるスポットとして全国的にファンが多い場所です。

ワークショップで少しでも“タイルの奥深さ”に触れた方々が、「ミュージアムにも行ってみたい」「実際の産地を見てみたい」と興味を持ってくださる瞬間が何度もありました。
素材と人がつながる入口に、今回のワークショップがお役に立てたことが本当に嬉しかったです。
■ 小さなタイルがつなぐ、大きな出会い
イベントは大盛況で、毎回席が足りないほど多くの方が立ち寄ってくださいました。
色を選ぶ、形を組み合わせる、完成したときの小さな感動。ただのワークショップではなく、素材と地域と人がつながる場になったように感じます。
岐阜のタイルを知ってくれた皆さまに、また産地でお会いできることを願っています。

■ さいごに
今回のワークショップを通じて、「タイルってこんなに綺麗なんだ」「岐阜にこんな場所があるなんて知らなかった」という声をたくさんいただきました。
タイル産地としての岐阜をもっと知ってもらい、足を運ぶきっかけになれば、本当に嬉しく思います。

地域の魅力をタイルで伝えるお手伝いを、これからも続けていきたいと思います。
その土地ならではの想いや風景に寄り添い、より良い形づくりに関わっていければ幸いです。
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